恋愛至上主義の女

暇を持て余した女子大生が好奇心で潜り込んだ世界の備忘録。

好きな男に内定報告をしたらマウントを取られた話

 

 

 

 

令和元年6月12日

本社ビルにて3度目の面接を受け

その場で内々定をいただいた。

 

 

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ちょうど3週間前、非通知の着信があった。

エントリーシートを出してから1ヶ月半経っても連絡はなく、落ちたと認識していた企業からだった。

 

 

キャリア職でエントリーしていたが

学歴が圧倒的に足りていなかった。

わかっていた、それでもキャリアに憧れていた。

 

 

三次募集で1つ下の職種で面接を受けないかという内容だった。

 

 

 

お世辞にも就職活動がうまくいっているとは言えなかった私はありがたく受けさせてもらうことにした。

けど、どこかで引っかかる部分があった。

キャリア職ではないことに。

 

 

 

それでも面接を受けながら

親や周りの意見も聞きながら

納得して内定承諾した。

 

 

 

世界に誇る企業であること

日本一安定している企業であること

社会貢献度の高い企業であること

福利厚生待遇面も日本トップクラスであること

 

 

これらを考慮すれば

キャリア職でないことなんて大した問題ではないし

私は女であるから、結婚出産の可能性も考えれば

キャリア職で出世争いを戦い抜くのも厳しい。

 

 

 

 

 

ノルマなし、みんなで協力して働く

それもありかなぁと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なのに、好きな人に連絡したら

とても嫌な気持ちになった。

 

 

 

就活終わった?って聞かれていたから

内定でたよって報告したのに

 

おめでとうの一言もなしに

「どこ?何職?」

と軽くマウントを取られた気持ちになった。

 

 

 

 

これが嫌だった。

私自身はキャリア職じゃないことに納得した。

でも、バカにする人もいる。

 

 

 

 

働き方改革が流行りの今、

バリバリ働くことが幸せとは限らない。

 

 

親世代ですらこの歳になると、

家族を巻き込んで転勤して

度重なる接待をくりかえしてきたことで生活習慣病にもなって

本当にこれが幸せだったのだろうか

と思うというのに、

 

 

 

バリキャリ金融マンの彼からしたら

馬鹿にする対象なのだ。

 

 

 

 

大学6年間で疲れてしまったし

就職活動を通して

自分の限界や適性も理解した。

 

 

 

バリキャリでノルマと戦う仕事につけば

私は必ずダメになる。

 

だからこの会社でこの仕事は

私にとってはとてもいい選択だとおもう。

 

 

 

 

 

それでも、彼に認めてもらえないと

彼だけには認めてもらいたくて

彼と同じ社会人というフィールドに立つことが

わたしのモチベーションだったから。

 

 

そこはせめて、おめでとうって

言って欲しかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

友人にこの話をしたら

きっと気にくわないんだろうね。

だから職種でマウント取るんだろうね。

と言われた。

 

 

 

 

 

 

 

いいよ、わかったよ、

マウントくらい取らせてあげるよ。

だから、わたしと一緒に暮らそう?

 

 

私なら、贅沢はさせてあげられなくても

貴方の本当の夢を応援できる。

 

 

 

そう思っていても、

私の気持ちは届かないし、

 

 

彼にとって私はそういう存在にはなれない。