恋愛至上主義の女

暇を持て余した女子大生が好奇心で潜り込んだ世界の備忘録。

不労所得にこだわる男に伝えたいこと。

 

 

 

堅実な両親の元で育った、わけではなかった。

 

幼い頃、父の実家へ帰れば

両親は私たち子供を祖父母に預けて

パチンコへ行っていた。

 

父は競馬もしていた。

 

 

 

 

私が10歳になる頃には

両親共にギャンブルを辞めたが

中学生になる頃、父は株を始め、

リーマンショックと共に辞めた。

 

 

 

 

 

 

それから数年経ち

今は年に一度、

年末ジャンボ宝くじを買う程度になった。

 

 

 

 

その影響と負けず嫌いな性格が合わさって

私は小さな賭け事含めギャンブルが嫌いだ。

 

負ける可能性があることは絶対にしたくないし

運に身を任せるなんてバカバカしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昔付き合っていた男に

副業や不労所得に強い関心がある男がいた。

 

 

 

 

当時の彼は学生だった。

株主優待でつく数パーセントのポイントを貯めたり

未来の嫁が家庭に居ながらできる副業を考えるのが趣味だ

というような男だった。

 

 

 

 

 

 

一方私はというと、

勧められればポイントカードを作るが

次回出すかと言われれば出さないような

めんどくさがりなので

彼のそういう細かい損をしない生き方を

尊敬しつつも絶対に真似はできないと思っていた。

 

 

 

 

 

 

彼が未来の嫁にさせようとした副業は

税金対策や不労所得になるのではないか

というレベルの思いつきだった。

 

 

 

 

 

私が世界の果物で桃が1番好きだと言えば

桃を育てる土地を買って育てて売れば良い。と。

 

 

賃貸マンションを経営しよう。と。

 

 

ケーキを作るのが好きだが食べる人がいないと言えば

ケーキ屋を始めればいい。と。

 

 

 

 

 

そんな風に私の言葉を拾っては

わたしに夢を与えてくれた。

 

彼の側にいればなんだってできる気がした。

 

 

 

 

 

 

 

でも彼がそんな風に簡単に

私にビジネスを始めればいい。と言えるのは

彼が確実に稼げる男、だったからだ。

 

 

 

 

 

彼は医学生だった。

都心に出たい欲もなく、

地方の病院で働く覚悟があった。

から、社会人一年目から

その辺の30代サラリーマンの平均年収など

優に超える額を稼ぐ力があった。

 

 

 

彼自身はいつだって

真面目に、肉体労働をするつもりだった。

そうして得たお金で私に夢を見させてくれようとしていた。

 

 

 

私は彼のそういうところが好きだった。

 

 

 

 

 

 

 

不労所得で生きていきたい。

そう夢見る男はごまんといる。

 

なぜ男は不労所得が好きなのだろうか?

 

 

 

 

その中にも2つのタイプがいて

本業で稼いで稼いで稼いだお金を回して

不労所得を得て、最終的にその不労所得だけで

生きていこうとするタイプ。

こちらはまだ許せる、というより

好きにすればよいと思う。

彼らは幾分堅実だ、

いきなり全ての生活を不労所得に投げる博打は打たない。

 

 

 

 

 

もう一つのタイプは

働かず不労所得だけで成功しようとする人。

これは完全なるギャンブラーだと思う。

 

1000で10を稼ぐのは簡単だけど

1で10を稼ぐのは死ぬほど大変だということくらい

少し投資を齧ればわかるだろうに。

 

彼らは働かずお金を得るという夢を見る。

 

 

 

 

 

 

そもそもなぜ不労所得で生活したいのか、という話だ。

 

 

必死に働いて、バカみたい。ダサい。

働いてばかりでなんのために生きているかわからない。

単純に働きたくない。

 

 

 

 

 

そんな理由だと、一気に男として魅力がないと感じる。

 

 

 

 

 

 

それが夢を追いかけたい、とか

お金にならないけどやりたいことがある、ならば

私は彼の夢を応援したいと思うし

不労所得に拘らなくても、

私が養ってあげるよ、と思う。

 

 

 

 

でも、働きたくない、働くのが嫌い、

仕事ばっかりで人生がつまらない。

なんていう理由だと

本当につまらない人間だね、とおもう。

 

 

 

 

 

 

自分の仕事を好きになれ。

仕事を面白くするのは自分。

 

 

 

 

 

キラキラ輝いてる、カッコいいとおもう、

社会人の先輩は揃ってこう言う。

 

 

私もそんな大人になりたい。

 

 

 

 

 

だから、なんとか仕事をせずに

生きていこうとする男に伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

働くことから逃げる男に

魅力なんて1ミリもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

 

 

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